係争事件の概要についてのお知らせ

2022年2月25日
2023年10月5日追記
2023年12月23日追記
vKirirom PTE., LTD(キリロムグループ) 代表取締役
キリロム工科大学 理事長
猪塚 武

 当社完全小会社であるA2A Town(Cambodia)Co.,Ltd(以下「A2A Town」といいます。)及びvKirirom Japan株式会社(以下、「vKirirom Japan」といい、当社及びA2A Townと総称して「当社グループ」といいます。)の係争事件の現状についてお知らせいたします。

1. 事件の経緯

カンボジアにて不動産事業を営むA氏より、遅くとも2018年7月頃から当社グループの事業に関する質問及び意見がインターネット上に複数回投稿されるようになりました。当社グループとしては頂いたご質問に対して誠意を持ってお答えしましたが、2020年1月頃から当社グループに対するA氏の投稿及びその内容がエスカレートし、当社グループ、当社グループの役員及び従業員のみならず、当社グループが運営するキリロム工科大学の学生に対してまでA氏から投稿が行われるようになりました。また、その間、キリロム工科大学内部の会話を録音したデータがA氏の運営するブログ及び動画サイト等で公開されるに至りました。

こうした状況に鑑み、当社グループの事業そのものにも多大な影響があると判断したため、vKirirom Japan他2名において、A氏を被告として、名誉毀損及び業務妨害を理由とする損害賠償請求訴訟を、2020年6月に東京地方裁判所に提起し、現在係属中です。なお、これに対して、A氏からは、2021年5月に、本訴原告の1人である当社代表者を反訴被告とする反訴が提起され、あわせて係属中になります。

また、上記裁判とは別に、当社グループ従業員において、A氏を被告として、名誉毀損を理由とする損害賠償請求訴訟を2020年12月に東京地方裁判所に提起し、現在係属中です。※2023年12月14日和解

一方で、キリロム工科大学での規律違反を理由に退学処分を受けた一部の日本人学生からは、A2A Town他3名を被告として、退学処分が不当であること等を理由とした損害賠償請求訴訟が、2020年6月、神戸地方裁判所に提起され、現在係属中です。※2023年10月5日和解

このほか、本件に関連したインターネット上での当社グループに対する名誉毀損表現に対して、名誉権侵害を理由として、投稿記事、動画及び検索サイトにおける検索結果の削除等を命じる仮処分決定が複数発令されており、また、一部の名誉毀損表現については、仮処分決定を経ることなくプロバイダにおいて名誉権侵害と判断して任意削除対応を行う事例も多数現れてきております。その結果、現在までに削除された投稿記事、動画、検索結果は347件以上に及んでいます。

2. 訴訟の概要

前記1で挙げた現在係属中の裁判手続の状況は以下の表のとおりです。 

 原告被告裁判所内容結果
1 元キリロム工科大学学生4名A2A Town他3名神戸地方裁判所不当な退学処分等を理由とする損害賠償請求和解
2vKirirom Japan他1名A氏東京地方裁判所名誉毀損、業務妨害等を理由とする損害賠償請求係属中
3A氏当社代表者東京地方裁判所名誉毀損を理由とする損害賠償請求(上記2の裁判の反訴)係属中
4当社グループ従業員A氏東京地方裁判所名誉毀損を理由とする損害賠償請求和解
※2023年10月5日和解
※2023年12月14日和解

3. 今後の見通し

引き続き当社グループの正当性を主張し、あらゆる法的手続きを進めていく所存であり、当社グループの業績に与える事実は速やかにお知らせいたします。
※なお、カンボジアにおける係争は全て解決済です。

以上

コメント